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25 April

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11 February

町内唯一の本屋が閉店しました(>_<)

ブログの小見出しタイトルに偽りなしです。
先月末には閉店してました(p_-)
隣町に行かないと、本屋がないという悲しさに、涙が出そうです。


そんな中でARIA連載、悪夢の棲む家を読みました。
いよいよ、佳境。
暗闇の中での攻防シーンに、ハラハラしつつも、みんなが紙面にいるとニマニマして見てました。
ナルがいて、ジーンがいて、リンさんやぼーさん。麻衣ちゃんもいる。
もちろん、広田さん他、お隣さんもいます。

真っ暗闇の中で見る、ナルもいいなぁと思って、身内1に語ると、何ソレ。野崎くんが描く漫画?と言われた。

我が家には、GHの漫画・小説・アニメDVD・ドラマCD。
そして、数々の同人誌と、いつ嵌ってもいいように取り揃えてあるのに、誰も読まないし、見ないという悲しい現実が。

なので、興味を持ってもらおうと、こういう話なんだよと思わず、ネタバレさんについても語るのですが、身内の誰もが、ふーんで終わっています。

ちなみに、野崎くんが描く漫画というのは、「月間少女野崎くん」のことです。
男子高校生が、少女マンガを月刊誌にて連載しているという4コマ漫画。
野崎くんは背景が描けないので、デビュー前は描かなくてもいいように、黒背景で話を描いていたというネタのことを指しています。

そう思って、悪夢を読み返すと、つい笑ってしまいそうになりました。
少女マンガでガッツリと黒背景って、そうないよなと思ってしまった。

GHキャラが自分たちのシーンを、漫画で描いている場面を思わず、想像。







「ナル、墨が足りないよ」
「買ってこい、麻衣」
「分かった。ここのトーン貼っておいてよ」
「ぼーさん」

麻衣からナルへ、そして、俺に仕事が回ってくるが……。

「自分の所で手一杯だわ。少年、今回出番ないんだから、貼ってくれ」
「すみません。いま、広田さんのところを手伝っていますので、すぐには無理ですね」

机に向かって、必死にカッターでトーンを切っている背中を見詰める。
その横で、消しゴムをかけている少年は、見守るように視線を原稿へと向けていた。

「追加が必要か?少年」
「見事に、くり抜いていそうですから、もう一枚追加できますか」
「分かった」

コピー機が、紙を排出していく。

「アイツ、向いてないだろう」

用紙を少年に渡しながらも、力んで作業している背中をチラリと見る。

「ご自分の所は、自分でやると言い出したのは広田さんですから」
「今回の原稿も、進まないぞ、これ」
「まぁ、仕方がないですよね。続きを焦らされる読者さんは気の毒ですが」

こうして、原稿は遅々として進まず、まだまだ、終わりの見えない悪夢なのでした。


ちなみに、リンさんは、黙々と自分のところ以外のベタを横で塗っているというオチです。




そして、ジーンはというと……。

「ナル、墨買って来たよ」

墨をテーブルに置くと、すかさず、リンさんが一本取っていく。
あぁ、まだ、沢山塗る場所があるのかと、乾いていない原稿を踏まないように注意して歩けば、空中で眠りこけている人物を発見した。

「ジーン。起きてよ!みんなが寝入らないように見張ってくれるって言った当人が、真っ先に寝ちゃダメでしょう!」

この声に応えるように、ジーンが目を開ける。
起きたのかとホッとしたのも束の間、ムニャムニャと何かを呟いて、寝返りを打ち、また寝入ってしまう。

「ナル!ジーンが起きないよ」
「永眠させるか」
「いやいや、何してるの!ちょっと、左手から怪しい光が見えるんですけれど、待った!原稿終わってないのに、そんなところで無駄に体力使わないで。ナル、ジーンの分も、トーン貼らなきゃならないんだから、深夜テンションで、そんな大技披露しないの!!!」
「所長。救急車、先に呼びますから、原稿は、今回落とすってことでいいですか」
「や、安原さん、何を冷静に受話器を取り上げているの!」
「所長の体のために、早めに手を打っておかないと」
「力を、放出させなきゃいいんですよ。ナル!これはジーンじゃなく、オブジェだよ。インテリアだと思って、気にしない。気にしない。はい、原稿、原稿。サクサク進めますよ。えーと、あたし、どこまで進めたかな」
「4コマ目の背景トーン」
「おわっ、ソコ……からか。あー、やります。やらせていただきます。早く、連載終了して、美味しいご飯をお腹いっぱい食べて、温かい布団で好きなだけ眠りたい」
「口より手を動かせ」
「はーい。了解でーす」

綾子のご飯、綾子のご飯と心の中で唱えつつ、隣の部屋で仮眠を取っている真砂子が早く起きてこないかなぁと、あたしは、一向に終わりが見えないトーン貼りに従事するのだった。


ええっと、かえの阿呆な妄想に付き合ってくれて、ありがとうvvv

早く、悪夢の3巻が読みたいです♪

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